マーケティング・マネジメント―競争的戦略時代の発想と展開 (1983年)
フィリップ・コトラー 著 小坂 恕、疋田 聡、三村 優美子、村田 昭治 訳
以前読んだ、コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則 で
コトラーってだれやねん(´・ω・`)
って感じでしたので、改めて昔の本に手を出してみました。
マーケティングという言葉が初めて使われた時(1905年ペンシルベニア大学でクルーシーが・・・)からマーケティングという概念を説明してくれていますので
非常にサンキューです。Σb( `・ω・´)グッ
私としてはここらの
マーケティングという言葉が初めて大学の講座名に現れたのは・・・から
・・・マーケティング部門は、他部門に適切な影響力ないしはコントロールを及ぼす必要がある。までの
くだりがととても気に入っています。
極端過ぎると思われるかもしれませんが
「マーケティングが主要機能でその他の機能はそれを支援するもの」
という、作中の擬似人格が放ったこの言葉に非常に共感しました。
医療があるから患者があるのではなく
医者がいるから患者がいるのではなく
病気や怪我を治したい人がいるから医療や医者がいる。
車社会があるから車が売れるのではなく
車があるからドライバーが現れるのではなく
移動手段を欲しがっている人が居るから車があり車社会が形成される。
まず欲求。それを叶えるために技術がある。
製品開発、技術開発は最優先されるのは当然だとは思いますが、
それよりも数ミリだけ「顧客の欲求」が重要度としては上回っていると思います。
企業を存続させるためには営業も大事ですし、会計も大事ですし、人事も大事ですが
言ってしまえば 会社に必要 ってだけでお客様は直接的に必要としていない部門だと思います。
お客様が必要としているのは一つ。
欲求を満たす事。
そのために企業があり、企業は顧客の欲求を知る事を最優先しなくてはいけない、という
そんな、考えてみれば当たり前なことを学びました。
「お客様目線」て大事だなー、と思います。
我々がしたいから、し易いからする。のではなく
お客様が必要とするから、潜在的に必要としてるからする。ということ
うーん、とってもいい考えだなー。 好きだなー。(・∀・)
無論、会社の体制を作るのも大事ですけどね。
その際も、お客様にとって最善、最高の結果に繋がるような最適化が欠かせません。
うーん、ほんとうに納得しやすい考えだなー。 いい本でした。
それと、企業の衰退期の話も、欲しいところの情報だったので役に立ちました。